卵巣腫瘍の治療記録

境界悪性卵巣腫瘍の治療過程の記録

手術当日と入院生活まとめ

入院してしまえばあとは流れるまま、気に病んでも仕方ないのでゆっくりすればよし。

 

手術した日の夜はたしかにいろいろと不具合は感じるが耐えられないようなものでもないのでわたしは別段大丈夫だった。

麻酔のせいかひたすらに寝ていた。途中目が覚めたとき汗びっしょり。そしてその時さすがに寝返りは打てず、不快感を覚えたがまあ、またすぐに寝いったので問題なし。

尿管を外したあとの自力の排尿は数日出にくかったりしたが、コツを覚え解決。背筋を伸ばし上半身真っ直ぐか少し後ろに傾くと出やすかった。前かがみになると出ないのでした。

動くとお腹に違和感を感じ痛みはあるが、何かあっても今病院にいるのだし安心だから動いたり椅子に座っていたり話したりと、横になって寝る以外の行動を翌日からどんどん開始。夜眠れないのが一番嫌なので、夜以外横になることをさける。さすがに初めのうちは椅子にずっと座ってると激しい痛みではないが、何か不快感が腹からこみ上げ、汗だらだらでてきたので、そんなときはおとなしく横にはなった。

ただわたしの場合、切り口が大きくなる可能性のために硬膜外麻酔をしていたから痛みが少なかったようだ。4、5日この麻酔をしたままで、これを外したあとじわじわ痛みが来るが錠剤の痛み止めを貰えばなんともなし。追記すると、腰が妙にだるおもくなったが、シップで解決。

日に日に確実に身体が回復していくのが実感できる。

 

11日入院、12日手術ときて19日退院。退院が決まったら保険の書類を提出できるが、諸事情により退院日に提出。支払いは後日、5400円とのこと。

 

退院日、10時頃に請求書を受け取り、支払いが終わったら手首のバーコードを外して晴れて退院。わたしの場合、当日支払いが無理だったので、3日後に改めて支払いにくることに。

病理検査の結果は10月4日診察時となり退院。

 

請求額:65.268円

 

去年一年近く失業していたので今年は住民税支払いなし。なので請求は35000円程度の限度額適用かと思いきや期待はずれ。一人暮らしだからだろうか。医療費限度額の区分理解が十分でない。

 

 

 

 

 

 

 

 

入院日

入院日までほとんど痛くない日々を送り、当日。10時に兄と病院へ。

お薬管理診断と入院セットレンタル(バス、ミニタオルと病院着、院内シューズ2週間+肌着とショーツのレンタルも)の申し込み。最後に入院手続きをして2時間ほどかかり病室へ。

わたしは4人部屋にしたが、余裕があれば絶対個室をお勧めする。

 

また、レンタルだが各病院で異なるであろうがタオルレンタルはお勧め。病院着もレンタルで十分だと思う。一方肌着レンタルはやめておいたほうがよし。冬はわからんがやたらと厚手で暑いしショーツはブルマみたいだった。肌着はほとんど使用しなかったし前日から生理になったわたしにはナプキンもまともに装着できないショーツにはがっかり。自前の股深めのパンツを持っていくことをお勧め。

 

巣作りをしてほどなく先生と話し同意書にサイン。今回これに困った。

実家が東北で兄弟関東、親戚も住んでいない関西に在住するわたし。2週間くらい前に、入院日に家族に同席してもらって同意書書いてもらうからと言われた。母からも行ったほうがいいんでないかと再三言われるも費用や都合を考えてこなくてよしとずっとつっぱねてたので困った。

結果成人していれば友人でもよしと言われ安心。

 

友人でも大丈夫。ではあるのだが、今回の場合、複雑なのでなるべくなるべく親族がいいんですと渋られ、兄に助けを求め今日に至る。

また、病理検査の結果を聞くときも同じく親族がいいとのこと。

親族が遠方にいる場合、はやめはやめにスケジュール組みましょね。

 

午後は採血したり股の除毛、ヘソ掃除、看護婦さんからの説明質問、麻酔科の先生からの説明などでおわり。構えていた浣腸は昨今やらないらしい。拍子抜け。

 

眠いのに枕が変わって寝付けない長い夜へ。

再び来院

痛みはどんどん楽になり、それとともに腹が確実にへこんでいった。胃の圧迫感もなくなり、まともに歩けるようになる。

ただ全く痛くないわけでもなく、種類が変わった。下の下、膀胱やおしりの奥のようなところが刺すようにたまに痛む。

 

前回の診察から四、五日して病院に電話する。何百とかけるがつながらない。曜日や時間が悪かったのか。3日ほどかかってようやく繋がる。症状を伝え、折り返し電話を聞くと1週間後にまたきてねとのこと。緊急ではないのねよかったよかったと思っていたら夜9時頃に電話があり、やはり明日きてくださいとのこと。

その症状だと早めにきてもらったほうがいいと先生がいってましたといわれたので明日朝一予約。

 

翌日診察のため来院。

再びの屈辱の内診。少し破けてちょこっと漏れてるが、問題ないとのこと。これなら急いで今やるより、準備万全の状態の予定日にやるほうがいいよと言われた。

破裂即緊急手術かと思っていたので、念のため持っていった入院セットが嬉しい誤算となる。

 

それにしても破裂は全員がショック状態になるほど痛いわけでもないらしい。痛かったには痛かったけど。

妊婦さんの話だが、便秘体質の人でよく下剤を使用していた人が下剤の痛みに慣れていたために陣痛だとわからずに自宅で出産してしまったという話を聞いたことがあるが、私も便秘体質で下剤の苦しさがわかるのでそのせいで破裂痛に対してもこんなだったのかしらと考えた。

 

我慢できるっちゃできるけど、みたいなのでも痛みが継続する場合は破裂してるから状況把握のために病院いきましょ。

面倒だけど。ふう。

 

会計  1810円 + 先日申請した診断書の3240円

 

術前最後の診察

PET検査の結果や詳しい入院説明を聞きに来院。

PET検査の結果、腫瘍の中にいくつか反応があるとのこと。見せてもらう画像の中に光るものが確認できる。だからといって100パーセントガンとは今の段階で言えない。卵巣腫瘍から卵巣ガンの疑いということになった。

 

ついでに一昨日から腹が痛いこと、微熱があることを伝えた。痛み止めを処方される。

 

PET検査の画像を家でもどうぞとCD-ROMを貰った。いらねー

 

会計 430円 + 処方箋代  350円

 

 

腹の痛み

PET検査翌日の朝、起きて床に座っていると下腹のもっと下というか膀胱を刺激するように強烈な痛み。尿は出ない。横になるも痛い。なんとか痛みの少ない体制をみつけて、数時間眠る。起きるとかなりましになっていたので出勤。ただもう屈まないと歩けない、ゆっくりあるかないと腹への振動がきついなどなど。

胃の圧迫感がすごい。

 

その日の夜、腹が痛くて眠れず。クッションをたくさん重ねて上体を起こし、膝を曲げた状態が1番楽。熱っぽい感じ、計ると37.6。微熱。

 

明け方にようやく少し眠る。痛みも落ち着いては来ている。

 

微熱は3日ほど続き腹の痛みは少しずつ落ち着いてくる。ふと、下腹が少しへこんでいると気づく。破裂したのかしらとふとおもう。

PET検査

手術前検査翌日、いつもの病院ではないところでPET検査。正確にいうと今回はPET-CT。

始めに女医さんから検査スケジュールの説明をうけ、ブドウ糖検査だったかな、右手人差し指にピアッサーみたいなのでカシュッと刺され、その血を即検査。数値OKとのこと。

次におじいちゃん先生から診察。いくつか質問されておわり。急がず丁寧に万年筆で書かれる文字が達筆で美しい。

 

検査着に着替えて、椅子に座りながら放射線成分入りのブドウ糖なのかな、そのようなものを3分ほど時間をかけて点滴。

その後、仕切りのあるリクライニングチェアーに案内され、1時間ほどゆっくりするようにとのこと。その間1時間かけて水500ミリを飲み干すようにと指示あり。

45分でお迎えがあり、検査室へ。MRIよりすっきりした機械、寝台の上へ。

MRIのように吸ったりなんだりすることもないので黙って目をつむる。途中10分の休憩を挟み30分ちょい。ラスト五分、仰向けの腹の痛み、ピーク。

検査終了。

 

2時間ほどで終わり。

会計 29390円

 

関係はわからないが、かったばかりの無線イヤホンが壊れてた。来るときは問題なく使用していたのに。うんともすんとも言わなくなった。なんかでとるんかあそこ。ぐす。

 

手術前検査

8月後半、8時半から手術前検査。

まず始めに胸部レントゲンをして(脱いでまた着て移動)、採血。次に横になって造影剤を投与された。検査名わからない、お腹あたりを撮っていたのかしら。(着替えあり)

ひととおり入院説明を受けて、生理検査へ。上をぬいでペタペタいくつか胸元に貼られて寝台の上で黙っているなにかの検査をして(着替え)耳たぶに針を刺して血の止まるスピードをみる検査。

最後に肺活量検査。4・5リットル。肺活量多いねと言われてにっこり。それでなにがいいのかわからないけれど。

 

検査は全て終了、最後に会社に提出する診断書を依頼して帰る。

時計は12時過ぎ。4時間近くを浪費。

 

会計 8470円